起業のスタートは最小限の規模でスタートさせる
起業コンサルの牧野です。
起業をスタートした時に
どれくらいの規模でスタートすればいいのか悩むと思う。
私も起業でスタートした時に
大きい規模でスタートしたがために
大きな損失を被ってしまった経験がある。
だから、これから起業をするあなたには
小さい小規模スタートをして欲しい。
この記事を読めば小規模でスタートする
必要性が理解出来るはずである。
始めは小規模でスタートしてみて欲しい。
目次
起業のスタートは想像の半分以下の大きさで
想像以上の最小限でリスクを避ける
起業を考えているあなたは、不安もあれば希望に胸を膨らませていると思う。
それは大変素晴らしい事であり、反対に希望に胸が膨らまないのであれば、起業はしない方がいい。
ドキドキ、ワクワクするのが起業だからだ。だが、ここで注意して欲しい点がある。
それは、期待しすぎて大きくスタートしてしまう点だ。
どういう事か説明すると、私の場合最初ダンススタジオ(レンタルスタジオ)を契約する際、
とてもつもなく広いスタジオを契約してしまった。
ダンスの出来ない私は、実際どれくらいの広さが合っているか
分からなかったのである。
広い方が生徒さんも喜ぶし、生徒さんも集まるだろうと安易に考えていた私は甘かった。
実際全く集まらず、スタジオが広い分当然レンタル料金も高く、
毎月20万円以上の赤字を出してしまったのである。
起業で絶対にやってはいけない事の1つ
そうなってしまうと、廃業まで時間の問題である。
さらに、講師への支払いもあったため
毎月30万円近くの大赤字としてしまっていた。
今考えたら、絶対にやってはいけない事の1つである。
現状は、8名の生徒さんに対して、30平米としている。
当時私が借りたスタジオは、なんと100平米もあり3倍以上も広い上、
30名近く入るという事になる。
冷静に考えたら、私のダンススクールは初心者限定少人数と謳っているのに
全くの無駄であったという事だ。
言い訳をさせてもらうとすれば、
当時は今ほどネット情報も少なく、長野にいた私は土地勘も分からず
とりあえず新宿近辺でやる方が集まりやすいだろうという根拠も無い理由で開講を決めていた。
その為、あまり選択肢も無い中で選んだという事実はある。
だが、冷静に考えれば、もっと小さくスタートしていたら良かったのだ。
後悔は今でもあるが、その失敗からたくさん学んだ事はあった。
あの時はもっと小さくスタートしていれば
大きな損失を被らなくて済んだのだ。
ちなみにそのレンタルスタジオは
1年以内に解約してしまうと、違約金が発生してしまう契約となっていた。
多額の違約金で大ピンチ
当時のスタジオ担当者の方の善意で
多少減額はして頂いたが、確か100万円程度の
違約金が発生してしまっていた記憶がある。
起業当初で100万円が違約金として発生してしまった為
もう終わったと思ってしまった。
そこから、銀行のカードローンで70万円程借金をして
なんとか首の皮を繋げていった。
このような経験から、私は今でもいかに小さく新規事業を
スタート出来るか考えている。
飲食店の起業例
飲食店も小さい店舗でスタート
飲食店でも同じような事例はある。
時々なんでこんなに広い店にしたんだろうというお店はないだろうか。
例えば、居酒屋にしても、週末でもそれ程お客が入っておらず、
無駄に広い店内でテーブル席が多数空いている。
従業員も暇そうに何をしていいのか分からない。
このようなお店に行った事はないだろうか。
もちろん、それで経営していけるのであれば問題ないのだが、
大抵の店はそれでは潰れてしまう。
こんなはずではなかった店主の誤算
そこには、店主の誤算があったはずだ。
つまり、もっとたくさん人が来るつもりだったという事になる。
そして、飲食店であれば、当然廃棄ロスが出る。
ある程度の客席数がある以上、仕入れもしておかなくてはならない。
だが、客足が無ければ、それらは無駄になる。結果赤字倒産となってしまうという訳だ。
その為、最初に開業する場合は極力お店の規模を小さくする方が賢明だ。
お店が賑わって断る位で丁度良いのだ。
繁盛している居酒屋店のサービス
私が20代の頃、地元の居酒屋で働いていた事がある。
歴史も長く、地域に愛されている繁盛店であった。
そこは、いわゆる家族経営として経営をしていたのだが
先代からの料理を継承しつつ
2代目は新たなメニュー等を増やしていった。
元々地盤のあった居酒屋に
さらにプラスアルファエッセンスを加えていく事は
非常に重要である。
そこは常に繁盛していた為、
満席で新規顧客を断ることも珍しくなかった。
その際は、次回に繋がるように
10%OFFのサービスチケットを渡していた。
週末が混めば平日も繁盛する
この様に、断るのはもったいないと思うかもしれないが、
断った場合は次回に繋がるサービス券を渡して、
損をした気持ちにさせなければ良い。
そして、いつも繁盛していれば、
週末は混むから平日に行こうという心理も働く。
従業員が3、4名程であればカウンター10席と
テーブル4卓もあれば十分である。
来るかも分からない大宴会を期待してはいけない。
あるいは、1人で店をやるならば、
まずはカウンターだけ十分である。
こんな小さくて大丈夫かな?と自分が不安になる位が丁度よいのである。
小さくスタートすれば、もし上手くいかなくても方向転換がしやすい。
反対に、大きくスタートした場合は取り返しの付かない事も多い。
まずは、自分でも驚く位小さくスタートする事を心がけて欲しい。
まとめ
小さく事業をスタートする必要性はお分かりいただけただろうか。
起業に期待をしすぎて、最初から大きく事業を大きくしてはいけない。
最初は小さくスタートして、上手く行くようであれば
少しずつ拡大していくのがいい。
何事もトライ&エラーなので
失敗から学び、また改善をしていくという姿勢が必要である。
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