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成功に景気は関係ない!不景気だからこその起業戦略とは

新型コロナウイルスが収まる気配を見せず、飲食店等に始まり多くの企業、起業家が苦境に立たされています。このままでは倒産を余儀なくされる飲食店や企業が増えそうで心配です。

私も、実際事業運営を複数行っているので、いつどうなるかという不安は当然あります。ですが、不安になっていても仕方ありませんから、しっかりと出来る事を誠実にこなしていくだけです。

現在、世界中で不況となっている状況ではありますが、不景気だからモノが売れないと言われます。果たしてそうでしょうか。私は成功に景気は関係ないと考えています。景気が良くても悪くても上手くいく人は上手くいくし、ダメになる人はダメになります。

もちろん、景気が良い方が起業成功率は高まりますが、時代の流れというものがあります。要は、景気が良かったから成功したのであって、本人の実力ではないということですね。

今回は、景気と起業の成功に付いてお伝えします。

不景気でも勝ち抜く戦略

顧客目線を意識する

確かに、不景気になれば消費者は財布の紐を締め、無駄なモノは買わなくなります。ですが、人間である以上欲求はあるのだから、必要と感じたモノには当然お金は支払います。

つまり、不景気であれ必要とされる商品やサービスは売れるという事になります。

必要とされる商品やサービスとはどういったものでしょうか。当然それは、顧客目線で何をやるか、という事になります。

事例をあげます。

「Uber Eats」という出前デリバリーサービスがあります。今回のコロナウイルスの一件で、その知名度は飛躍的に上昇した企業です。2016年から日本で参入してまだ歴史は浅いですが、若年層では知らない人は少ない程有名企業となりました。

コロナウイルスについては、皆さんご周知の通り、極力人と接しない、密にならないという事が重要となっています。これまで通り、お店で食事をしたくない、食事をしにくいという消費者が一気に増えました。そこで、出前を取って自宅でお店の料理を食べようという方法が一気に広まりました。

時代に必要とされるサービスで集客

このように、時代に必要とされるサービスで集客するというのが、非常に合理的なやり方です。いわゆる、時代に乗るということです。

お店にとっても自社で配達員を抱えるというリスクもないですし、消費者も取りにいかなくてもいい、配達員も個人事業主という形であり、それぞれにメリットがある非常に素晴らしいビジネスモデルと言えます。

こうなると、消費者がどんどん求めてくるわけですから、何もしなくても集客は成功します。

ですが、時代に乗るだけでは、もちろん成功しません。時代に乗るということは強力武器である反面、気を付けないと目立つ分マイナス面も話題になってしまいます。

マナーの悪さが目立ってしまう

「Uber Eats」は便利な一方で、ネット上で苦情も多く見受けられます。

交通マナーについて、マナーが悪い、危険であるという指摘が多くあります。

もちろん、全ての配達員の方やUber Eatsという企業が悪いという事ではありません。1人1人の配達員の意識が企業の看板を背負う以上必要になってきてしまいます。

こうした状況を踏まえ、対抗しようとする企業もあります。

ライバルの欠点を突いて勝つ戦術

こうした状況の中では、どうしても世間の評価が悪くなってしまいます。そんな中、ライバルの欠点を突いて戦う企業もあります。それは「出前館」という企業です。

浜田雅功さんのCMでもお馴染みですよね。

「出前館」の戦略として、配達の質を重視するという考えがあります。しっかり配達員の教育を行い、マナーの良い配達員に配達させるというのが狙いです。

先述した通り、ここは「Uber Eats」にはない戦略となります。消費者からしたら、どこの誰が運ぼうが時間通りに届けられていれば、玄関先の接客など特に問題ないでしょう。

また、店舗からも時間通りに料理も問題なく届けられていたら問題ないでしょう。

ですが、全く関係ない第三者、つまりは通行人や運転手からするとマナーは大きな問題です。実際交通事故の事例も増加しているようなので、通行人や運転手からしたら配達員のマナーが悪いという事は大問題です。

配達員は公共道路を活用するわけですから、公共マナー、交通ルールは守るべきです。

第三者の存在も忘れないようにしていく必要があります。

バブル時代の起業と令和の起業

何でも売れるは経営者として悲しくなる

反対にバブルの時代はどうでしょうか。収入は高いので、当然羽振りも良くなります。金銭感覚も、今の時代とは全く違うと言っていいでしょう。

ですが、ここで考えてみてください。

何でも売れるという事は誰がやっても売れるという事になります。これは経営者として悲しくなります。経営者は本来、お客様に喜んでもらえる商品やサービスを考えて提供していくものです。

経営者に必要なものは知恵

つまり、その会社のオリジナリティや経営者の知恵が評価されるという事になります。それこそ、経営者の醍醐味ではないでしょうか。

自分の考えた商品やアイデアが世間で評価される。たくさんの人に喜んでもらう。これは起業して世間に評価された人間にしか分からない快感でもあります。

私のダンススクールは「ダンス初心者限定」という、当時の業界としては例の無いダンススクールです。

その為、ダンス初心者の方にとって、は入りやすいダンススクールとなっています。そして、少人数、アットホームという特徴もダンススクールの敷居を下げる事に繋げています。

このように資本主義制度である以上、必要とされる商品やサービスは必ず求められます。

だからこそ、知恵を絞るべきなのです。どうやれば売れるかを考える。その先にこそ、勝機があります。経営者の知恵があれば、不景気でも売れるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。成功に景気は関係ないことがお分かり頂けたでしょうか。もちろん、景気が良い時の方がサービスや商品は売れます。

ですが、しっかりと顧客目線で、しっかりと戦略を立てれば勝機は見えてきます。

また、経営者にとって必要なのは知恵です。資金がなくても、知恵は出せます。不景気の時だからこそ、尻込みするライバルも多いものです。

こんな時だからこそ、経営者の手腕は問われます。しっかりと知恵を絞って、勝ち抜く戦略を考えていきましょう。