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大切なのは目的、覚悟、情熱

経営はそんなに簡単ではない

今日は、浅はかな覚悟で新しい事業に手を出した結果、失敗した経営者の話です。

10年前のこと。農場を経営していたNさんは、それなりに裕福な暮らしをしていました。しかしある時、「これからは素麺や!」と、急に素麺の製造会社を営み始めました。

何でも、素麺製造を始めて大当たりした知り合いがいたそうで、自分も一発当ててみようと短絡的な考えでした。

自宅近くの中古倉庫を購入、改装し、必要な設備を整えました。

結構な金額を投資したようです。

Nさんの妻と二人の息子も賛同し、家族4人で素麺工場をスタートさせました。

でも、経営はそんなに簡単ではないですよね。

Nさんの素麺工場は一度も繁忙期を迎えることなく、わずか2年ほどで閉鎖になりました。

高額の資金は水の泡

そもそもノウハウを持つ人がいない中、知り合いのやり方を見よう見まねでスタート。

不良品の多発は顧客の信頼を失い、家族での操業は緊張感を欠きました。

次第に経営は悪化していったのです。

また、いわゆる「素麺職人」になる覚悟もなかったようです。

素麺職人の一日は長いといわれています。

大半の人が寝ている早朝から始まり、夕方遅くまで続く重労働。

これがNさんたちにとっては想像以上にきつかったようで、次第に仕事への気持ちが薄れ、働かなくなりました。

結果として投資した高額の資金は水の泡となりました。

幸いにはNさんは一般の人以上に預金があり、その後、路頭に迷うという最悪の事態は免れましたが、それでも非常にもったいない話ですよね。

決して、素麺工場が悪いとは言いませんが、やるならもう少しうまくやってほしかったと思います。

あまりにも短絡的で、残念でなりません。

何のために経営するのか

皆さん、私どもの会社では起業希望者に経営ノウハウをお伝えしています。

そして、経営者になるには覚悟が大事であることもお話ししています。

上記のNさん、覚悟はどうだったでしょうか。

足りなかった、いや、なかったと言っても過言ではないいでしょう。この失敗は、なるべくして起こったようにみえます。

起業前に私どもが相談に応じていれば、起業を諦めたか、あるいはNさんに情熱が芽生えて成功したか、いずれにしても違った結果になったと思います。

もし、皆さんが起業を考えているなら「何のために経営するのか」を明確にしてください。

それが「大儲けしたい」という漠然とした目的であってもいいと思います。

ただ、その目的を定めた以上、覚悟と情熱を持って歩んでもらいたいです。

そのような熱い思いを持った人を私たちは全力でサポートさせていただきます。